12月8日 | 鬱病・アルコール依存症の兄と依存症候補?の私の勝手な日々。

12月8日

  今年も12月、師走の街は木枯しが吹いています。年末ともなるとクリスマスやお正月の気分が段々盛り上がって来るんですが、今年はどうやらイマイチの状態で年を越しそうです。 十一月末に出てくるはずの兄は結局1月まで退院を延ばされました。 本人のフライングだったみたいです。 最近、徐々に本当に徐々にですが、兄が可哀想に思えて来ました。帰る家もなく、仕事もなく、待つ人も居ない彼の人生はいったいこれからどうなるのでしょうか。 目も衰弱したままで、一度アルコールで犯された視神経は治る見込みがないそうで、、、。  昔の懐かしい思い出を他の兄とも話しましたが、今のあの状態を誰が予測できたでしょうか。 神のみぞ知るとと言ったことなのでしょうか。 彼に与えられた過酷な人生はきっと何かの啓示なのでしょう。しかし、この数ヶ月それを考えているのですが、解答はありません。 本の些細なことから呑み始めたアルコールによって、滅茶苦茶になった彼の人生は後戻りすることなくこのまま続いて行くのでしょうか。 様々な試練によって人は成長して行きます。しかし、試練の重さに絶えきれずに消えていった人達がいるのも事実です。 私は人に云わせると人が良すぎると云われますが、悪いよりも良いと勝手に思っています。 彼のことを考えると時々仕事も手に付かなくなってしまうこともあります。 迷いは禁物とその考えを弾き飛ばして、また前向きに考えるのですが、彼も矢張り家族の一員。 何かの解決策を探さねばなりません。一昨日、障害者雇用の新聞記事を送付しました。しかし、条件は厳しいようです。PCの操作を求める所、複式簿記を求める所、様々ですが、どれ一つとっても彼にこなせるものは無いようです。しかし、前向きに生きて欲しいという私の気持ちは分って欲しいと思います。

 私も疲れて来ました。 溜息の連続では何も産まれないと知っているのですが、、、。